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戸田土建のよもやま話~第9回~

皆さんこんにちは!

 

埼玉県川越市で基礎工事・外構工事(エクステリア工事)をメインに行っている

株式会社戸田土建、更新担当の富山です。

 

 

基礎工事と環境 – 現在の課題を知る

 

建物や橋、あらゆる構造物を支える「基礎工事」。

縁の下の力持ちでありながら、普段はあまり意識されない部分ですよね。

でも、この基礎工事、実は環境に大きな影響を与えていることをご存じですか?


今回は、基礎工事がどんな風に環境と関わっているのか、そして今、どんな課題があるのかを一般的な市場での例を基にわかりやすくお話しします。


1. 基礎工事が環境に与える影響

 

1-1. CO₂排出と資材の問題

基礎工事では大量のコンクリートや鉄筋を使います。特にコンクリートの原料であるセメントは、製造過程でかなりのCO₂を排出するんです。「建物が建つまでにこんなに排出してるの!?」と驚く方も多いはず。

1-2. 地盤改良での薬剤使用

軟弱な地盤では「地盤改良」が必要ですが、セメント系固化材を使うことが一般的。このとき発生する六価クロムなどの有害物質が、地下水や土壌に影響を及ぼすリスクもあります。

1-3. 騒音・振動と周辺環境

杭打ち工事や大型重機の稼働による騒音や振動も、近隣住民や自然環境にとっては大きな問題です。「昼間でも窓ガラスが揺れる!」なんて声も珍しくありません。


2. 現在進められている環境対策

 

2-1. 低騒音・低振動工法

従来の「打撃式杭打ち」から、静かに回転で杭を圧入する「回転圧入工法」などへのシフトが進んでいます。これで騒音や振動を大幅にカット。

2-2. 汚泥処理の改良

地盤改良で発生する汚泥を、セメントや石灰で処理しやすくする工法や、リサイクル利用する取り組みも増えています。

2-3. 工事現場での排ガス対策

ディーゼル規制対応の重機や、排ガスを減らすための施工管理が進められています。最近はハイブリッド重機や電動重機も登場!


3. それでも残る課題

 

  • コストが高い!
    環境対策を強化すると、工事コストはどうしてもアップ。発注者との調整が大変です。

  • 再利用が難しい材料
    固化処理した土や廃コンクリートの再利用には、まだまだ技術とルールが追いついていません。

  • 現場の脱炭素化
    重機の電動化や再生エネルギーの導入は、これからの課題。


まとめ

 

基礎工事は建物の安全を守るために欠かせない作業。

でも、その裏側では、環境とのせめぎあいが続いています。

「安全」と「環境」の両立、これがこれからの大きなテーマですね。


次回は、そんな課題をどう乗り越えるのか、未来の基礎工事についてご紹介します!

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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