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戸田土建のよもやま話~第15回~

皆さんこんにちは!

 

埼玉県川越市で基礎工事・外構工事(エクステリア工事)をメインに行っている

株式会社戸田土建、更新担当の富山です。

 

 

 

️掘削工事(根切り)とは?

〜地面の下にこそ、“建物の強さ”が宿る〜

建築現場で最初に行われる大規模な工程のひとつが「掘削工事(根切り)」です。
これは、建物の基礎を築くために、設計で定められた深さまで地面を掘り下げる作業
見た目には地味でも、建築のすべてを支える“最も重要なスタート”なのです。


掘削工事(根切り)の目的とは

 

建物を建てるとき、地表近くの土は柔らかく、時間とともに沈下する恐れがあります。
そのため、安定した地盤層(支持層)まで掘り下げ、そこに基礎を据える必要があります。

この作業を「根切り」と呼び、建物の“足腰”を強くするために欠かせません。
特に大型建築物では、掘削の深さが5〜10メートルを超えることもあり、
その分だけ精密な施工管理と安全対策が求められます。


⚙️ 掘削工事の手順

 

掘削工事は以下の手順で進められます

1️⃣ 位置出し・測量
 設計図をもとに、建物の配置と深さを現場に正確に反映させます。
 この段階のミスは、後の基礎工事に致命的な影響を与えるため、慎重さが求められます。

2️⃣ 重機による掘削
 バックホウ(ショベルカー)を使用し、指定深度まで丁寧に掘り進めます。
 掘削中は、監督や測量員がこまめにレベルを確認し、深さを微調整します。

3️⃣ 土留めの設置
 深く掘るほど、周囲の土圧が強くなります。
 崩壊を防ぐために「山留め(やまどめ)」と呼ばれる仮設構造物を設置。
 H鋼や矢板を組んで、作業員と重機を安全に守ります。

4️⃣ 底面の整地
 設計深度に達したら、底面を水平に均し、不要な土を除去。
 ここまでの作業で、ようやく「床付け確認」に進む準備が整います。


️ 掘削現場のリアル

 

現場は天候や地質の影響を大きく受けます。
雨が降れば地盤がぬかり、重機が滑る。乾燥すれば粉塵が舞う。
自然との戦いの中で、安全と精度を両立させるのが現場職人たちの腕の見せ所です

また、掘削中に地中障害(古い基礎・配管など)が出てくることもあります。
そのたびに監督や職長が判断し、臨機応変に対応していく。
そこには、経験と判断力、そしてチームの連携力が求められます。


‍♂️ 求職者向けメッセージ

 

掘削工事の魅力は、「建物の始まりを自分の手でつくる」という実感にあります。
完成した建物の姿は地上にあっても、その基礎はあなたの仕事が支えている

未経験からでも始めやすく、重機オペレーターや測量補助など、
多様なポジションでキャリアを積めるのがこの業界の強みです

「地面を掘る」と聞くと単純に思えるかもしれませんが、
そこには緻密な測量技術・安全管理・施工精度が集約されています。
“掘る”ことこそが建築の第一歩。
その責任と誇りを感じられるのが、掘削工事の仕事です✨


まとめ

 

掘削工事は、建築の“見えない部分”をつくる仕事。
でも、見えないからこそ最も重要で、失敗が許されません。

正確さ・安全・チームワーク。
この3つを徹底して守ることで、次の「床付け確認」や「基礎工事」がスムーズに進行します。

地面の下で行われるこの作業が、やがて人々の暮らしを支える建物へとつながる──
それが掘削工事のやりがいであり、誇りです️✨

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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