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月別アーカイブ: 2025年10月

戸田土建のよもやま話~第16回~

皆さんこんにちは!

 

埼玉県川越市で基礎工事・外構工事(エクステリア工事)をメインに行っている

株式会社戸田土建、更新担当の富山です。

 

 

 

🏗️床付け確認とは?

〜“目には見えない品質”を守る最終チェック〜

掘削工事が終わったあと、すぐに基礎工事が始まるわけではありません。
その前に必ず行われるのが「床付け確認(とこづけかくにん)」です。

これは、掘削した地盤の状態が設計通りで、建物を支えるのに十分な強度を持っているかを確認する最終工程です。
たとえ見た目がきれいでも、地盤が軟弱ならすべてやり直し。
まさに、「現場の命運を握る瞬間」なのです。


🔍 床付け確認の目的

 

床付け確認の主な目的は以下の3つです👇

1️⃣ 掘削深さが設計図通りであるかを確認
2️⃣ 掘削底の地盤が安定しているかを確認
3️⃣ 湧水・軟弱層など、施工に影響を与える要因がないかを確認

この確認をクリアして初めて、「捨てコンクリート(捨てコン)」を打設することができます。
つまり、基礎工事のスタートラインに立つための最終チェックというわけです。


⚙️ 床付け確認の手順

 

1️⃣ 測定と記録
 レーザーやレベル測定器を使い、設計基準面からの高さを正確に測定します。
 数ミリ単位での誤差も許されないため、慎重な作業が続きます。

2️⃣ 地盤の目視・触診確認
 監督員が地盤を踏んで感触を確かめたり、スコップで表面を掘って状態を確認。
 湿り具合や土の締まり具合を五感で判断します👣

3️⃣ 湧水・軟弱層のチェック
 もし掘削底に水が溜まっていればポンプで排水し、
 軟弱な層があれば掘り直して砕石などで補強します。

4️⃣ 最終確認・写真記録
 地盤状態を写真に残し、監督や設計者が立ち会って「合格」を出します。


👷‍♀️ 現場の空気

 

床付け確認の日、現場はピリッとした緊張感に包まれます。
監督員、測量員、施工管理者が全員で掘削底を囲み、慎重に数値を読み取ります。

ほんの数センチの違いが、建物全体の高さや排水勾配に影響するため、
誰もが真剣そのもの。まさに「現場の技術が試される瞬間」です💥


💪 求職者向けメッセージ

 

床付け確認の現場では、技術と責任感が問われます。
でも、そこにこそ職人としての誇りとやりがいがあります。

未経験の方でも、まずは先輩の補助として測量器を扱ったり、
掘削底を整える作業から始めることができます。

現場で学ぶことは多く、最初は緊張の連続かもしれませんが、
数年後にはあなたも監督として、**「この地盤ならOKだ」**と判断できるようになる。
それがこの仕事の面白さであり、成長を実感できる瞬間です🌱


🧱 まとめ

 

床付け確認は、建物の「強さ」と「信頼性」を保証するための最終関門です。
ここでの判断が正確であるほど、その後の施工はスムーズに進み、
完成後の品質にも直結します。

🌍 掘削工事が“形”をつくる仕事なら、
床付け確認は“品質”を守る仕事。

そして、どちらも欠けては建築は成り立ちません。
一つひとつの確認が、未来の建物の安全を支えている。
それがこの仕事の誇りであり、現場に立つ人々の使命です。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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戸田土建のよもやま話~第15回~

皆さんこんにちは!

 

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️掘削工事(根切り)とは?

〜地面の下にこそ、“建物の強さ”が宿る〜

建築現場で最初に行われる大規模な工程のひとつが「掘削工事(根切り)」です。
これは、建物の基礎を築くために、設計で定められた深さまで地面を掘り下げる作業
見た目には地味でも、建築のすべてを支える“最も重要なスタート”なのです。


掘削工事(根切り)の目的とは

 

建物を建てるとき、地表近くの土は柔らかく、時間とともに沈下する恐れがあります。
そのため、安定した地盤層(支持層)まで掘り下げ、そこに基礎を据える必要があります。

この作業を「根切り」と呼び、建物の“足腰”を強くするために欠かせません。
特に大型建築物では、掘削の深さが5〜10メートルを超えることもあり、
その分だけ精密な施工管理と安全対策が求められます。


⚙️ 掘削工事の手順

 

掘削工事は以下の手順で進められます

1️⃣ 位置出し・測量
 設計図をもとに、建物の配置と深さを現場に正確に反映させます。
 この段階のミスは、後の基礎工事に致命的な影響を与えるため、慎重さが求められます。

2️⃣ 重機による掘削
 バックホウ(ショベルカー)を使用し、指定深度まで丁寧に掘り進めます。
 掘削中は、監督や測量員がこまめにレベルを確認し、深さを微調整します。

3️⃣ 土留めの設置
 深く掘るほど、周囲の土圧が強くなります。
 崩壊を防ぐために「山留め(やまどめ)」と呼ばれる仮設構造物を設置。
 H鋼や矢板を組んで、作業員と重機を安全に守ります。

4️⃣ 底面の整地
 設計深度に達したら、底面を水平に均し、不要な土を除去。
 ここまでの作業で、ようやく「床付け確認」に進む準備が整います。


️ 掘削現場のリアル

 

現場は天候や地質の影響を大きく受けます。
雨が降れば地盤がぬかり、重機が滑る。乾燥すれば粉塵が舞う。
自然との戦いの中で、安全と精度を両立させるのが現場職人たちの腕の見せ所です

また、掘削中に地中障害(古い基礎・配管など)が出てくることもあります。
そのたびに監督や職長が判断し、臨機応変に対応していく。
そこには、経験と判断力、そしてチームの連携力が求められます。


‍♂️ 求職者向けメッセージ

 

掘削工事の魅力は、「建物の始まりを自分の手でつくる」という実感にあります。
完成した建物の姿は地上にあっても、その基礎はあなたの仕事が支えている

未経験からでも始めやすく、重機オペレーターや測量補助など、
多様なポジションでキャリアを積めるのがこの業界の強みです

「地面を掘る」と聞くと単純に思えるかもしれませんが、
そこには緻密な測量技術・安全管理・施工精度が集約されています。
“掘る”ことこそが建築の第一歩。
その責任と誇りを感じられるのが、掘削工事の仕事です✨


まとめ

 

掘削工事は、建築の“見えない部分”をつくる仕事。
でも、見えないからこそ最も重要で、失敗が許されません。

正確さ・安全・チームワーク。
この3つを徹底して守ることで、次の「床付け確認」や「基礎工事」がスムーズに進行します。

地面の下で行われるこの作業が、やがて人々の暮らしを支える建物へとつながる──
それが掘削工事のやりがいであり、誇りです️✨

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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