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戸田土建のよもやま話~第14回~

皆さんこんにちは!

 

埼玉県川越市で基礎工事・外構工事(エクステリア工事)をメインに行っている

株式会社戸田土建、更新担当の富山です。

 

 

 

📏丁張り(ちょうはり) ― 建物の位置と高さを決める基準線

 

 

 

設計図の確認が終わったら、現場で最初に行う具体的な作業が 丁張り(ちょうはり) です。

丁張りは、建物の位置や高さを示す基準線を現場に設ける工程で、建物を「正しい場所・正しい高さ」で建てるための道しるべになります。

工事のスタートラインともいえる重要な作業です。


📍 丁張りの役割

 

  • 建物の位置決め
     設計図に従い、建物が敷地のどこに建つのかを正確に示す。境界からの距離を間違えると、隣地とのトラブルや違法建築につながる恐れがあります。

  • 高さの基準出し
     床や基礎の高さを決定し、建物全体の水平を確保する。基準がズレると、完成後に床の傾きや排水不良が発生することがあります。

  • 施工の目印
     掘削や基礎工事の際、職人が迷わず作業できるようにする。現場全員が同じ基準を共有することで、工事の精度が向上します。


🔨 丁張りの作業手順

 

  1. 境界と基準点の確認
     測量士や監督が、敷地境界を正しく把握します。

  2. 杭打ち
     敷地に木杭を打ち込み、横板を渡して枠を作ります。

  3. 基準線の設定
     水糸やレーザーレベルを使って直線・水平を出します。

  4. 最終チェック
     設計図と照らし合わせ、誤差がないか再確認します。


👀 現場での工夫と注意点

 

  • 環境条件への対応
     斜面地や軟弱地盤では杭の高さを調整して水平を確保。

  • 天候の影響
     雨風で杭や糸がズレるのを防ぐため、補強を施す。

  • 長期間維持
     工事中に基準が消失しないよう、定期点検を行う。

現場では「丁張りがズレれば建物もズレる」という意識を全員が持ち、慎重に作業を進めます。


✅ まとめ

 

丁張りは、建物の位置と高さを現場に示す「目に見える基準」です。

  • 建物を正しい場所に建てるための必須工程

  • 水平・直角・高さを精密に決定

  • その後の基礎工事・上棟作業の品質を左右する

建物が正しく立ち上がるかどうかは、この丁張りの精度次第。つまり、建築工事の成功は「見えない線をどれだけ正確に引けるか」にかかっているのです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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