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戸田土建のよもやま話~第17回~

皆さんこんにちは!

 

埼玉県川越市で基礎工事・外構工事(エクステリア工事)をメインに行っている

株式会社戸田土建、更新担当の富山です。

 

 

 

「砕石敷き」――見えない土台に、職人の誇りが宿る。

 

 

 

建物の基礎を支える“地盤づくり”。
その中でも「砕石敷き」は、建設の最初に行われる最も重要な下地工事の一つです。

地面の上に砕石(さいせき)を均等に敷き詰め、
これから建つ建物をしっかりと支える“力の受け皿”を整える。

それは、まるで家づくりの“心臓”を形づくるような工程です。

「完成したら見えなくなる部分こそ、いちばん丁寧に。」
それが砕石工事の鉄則であり、職人たちの誇りです。


⚙️1. 砕石敷きとは何をするのか

 

砕石敷きとは、地面を掘削・整地したあとに、一定の厚みで砕石を敷き詰める作業です。
この層は「路盤」や「基礎下地」と呼ばれ、建物や舗装の重量を分散し、沈下を防ぐ役割を果たします。

砕石には、粒の大きさが均一なクラッシャーランや、
細かい粉を含んだM-40砕石などが使われます。
地盤の硬さや用途に応じて種類を選定するのも、職人の経験と判断力の見せどころです‍♂️


2. 砕石の役割――「支える」だけではない

 

砕石敷きの目的は単なる“地面の平ら出し”ではありません。
そこには、次のような多機能な役割があります

  • 地盤の安定化
     地表面の弱い部分を補強し、建物全体をしっかり支える。

  • 排水性の確保
     雨水を地中へ浸透させ、建物の下に水がたまるのを防ぐ。

  • 構造物の基礎を守る
     コンクリートが直接地面に触れないようにし、湿気や凍害から守る。

  • 高さ調整・仕上げ基準
     基礎コンクリートのレベル(高さ)を決める上での基準面をつくる。

 

このように砕石は、構造的にも環境的にも欠かせない存在なのです。


3. 作業の流れ

 

砕石敷きの工程は、シンプルに見えて緻密な技術の積み重ねです。

① 掘削・整地

まず、設計図に合わせて地盤を掘り下げ、余分な土を取り除きます。
地盤の高さを正確に出すため、レーザーレベルでミリ単位の測定を行います。

② 砕石の搬入

ダンプトラックで砕石を搬入し、所定の厚み分を敷き広げます。
広げる際はバックホウやレーキ(トンボ)を使い、ムラなく均一に整えるのがポイント。

③ 敷均し(しきならし)

ここで登場するのが職人の感覚
「目で見て、足で感じる」微妙な段差を、手作業で丁寧に調整していきます。
この“人の技”が、後の転圧・基礎精度を左右します。

④ 転圧準備

仕上げた砕石層を、次の「転圧」工程でしっかり締め固めるため、
表面を整え、凹凸や石の偏りがないように確認します。

「整地が美しい現場は、仕上がりも美しい。」
そんな言葉が現場ではよく使われます。


4. 使われる道具と機械

 

砕石敷きには、用途に合わせた機械・道具を使い分けます。

  • バックホウ(ユンボ):砕石の敷き広げや微調整

  • レーキ・スコップ:人力での細部修正

  • レベル(測量機器):高さ基準の確認

  • ダンプトラック:砕石の搬入

機械作業と人の技が一体となって、初めて美しく正確な砕石面が完成します。


‍♂️5. 求職者の皆さんへ

 

砕石敷きの仕事は、建築の第一歩を担う重要なポジションです。
作業は地味に見えるかもしれませんが、実際は経験と集中力が必要な緻密な仕事です。

「地盤をつくる職人=街を支える職人」

あなたが整えた地盤の上に、建物が建ち、家族の暮らしが始まり、街ができていきます。
これほどやりがいのある仕事は、なかなかありません。

未経験の方でも、先輩が測量の使い方から砕石の厚み調整まで丁寧に教えてくれます。
重機オペレーターを目指す道もあり、キャリアの幅が広いのも魅力です✨


砕石敷きは、“見えない仕事”の中でも最も尊い仕事。
あなたの一日が、未来の建物を支えています。

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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